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2024.12.19
CASE
競馬場 鳥害対策工事
競馬場の鳥害対策工事を行いました。
今回行った3種類の鳥害対策工事をご紹介します。
①剣山設置
走路横のフェンスと撮影塔のライト上に剣山を設置しました。
剣山は金属の土台に上向きの短い針がたくさんついた、生け花の道具です。
鳩よけの剣山も基本の形は同じで、長い針状の突起がついたシートになっています。
きちんと設置された鳩よけ剣山には、針が邪魔になって鳩は着地ができません。針がしなったり、当たったりして胴体着陸も阻んでくれます。その結果、鳩はいつもの場所に着陸できず、嫌な場所になったと学習し来なくなる仕組みです。
剣山の素材や先端の加工も鳩を傷つけない工夫がされています。鳩は鳥獣保護法によって保護されています。殺したり傷つけたりする事は法律で禁じられています。
走路横のフェンスに剣山を設置
撮影塔のライトに設置
②電気ショック
電気ショックシステムは低電圧の電流が流れるワイヤーや帯を使用します。鳥がその表面に触れると短い電気ショックが発生し、鳥にダメージを与えず追い払えます。1~2回の体験で鳥は学習し、危険なエリアと認識して近寄らなくなります。
今回使用した機材はソーラーパネル式です。バッテリーに蓄電する事で電気代の節約にもなります。
設置後のメンテナンスも不要で、バッテリーも数年間、使用可能です。
背の低いガイシを使用する事でワイヤーが見えにくくなり、目立ちにくいのが特徴です。
機材の設置
安全対策ステッカー
設置完了
③防鳥ネット
鳥の進入を防ぎたい場合はネットを設置します。今回は撮影塔をすっぽりとネットで覆いました。
使用するネットは黒く細い単線のネットです。遠目には見えにくい物となっています。
ネットの目合いも各種取り揃えており、色々な鳥に対応可能です。
鳥害対策には色々な方法があります。
当社にはどの様な場面にも対応できる経験30年以上のベテラン職人がおります。
現地調査の上、最適なご提案をいたしますので、お困り事の際には一度お声掛け下さい。
営業部 福島